引き続き
ぎっくり腰の要因についてまとめていきたいと思います。
脊椎起立筋が原因のぎっくり腰
・前にかがむと酷い痛みがでる腰痛、後ろに反ることはできる
・腰部だけでなく背中の真ん中(胃の後ろ)辺りでもぎっくりすることもある
脊柱起立筋とは腸肋筋、最長筋、棘筋の3つの筋肉をまとめた総称の筋肉です。
背中の後屈と側屈(背すじを伸ばしたり、横に倒したりする動作)が主な動作になります。
重いものを足使わず、上半身だけで持ち上げる事が癖の人や胸を張って姿勢良くしすぎている人や食器洗いのような前に倒れないような上半身を固まらせた姿勢で負荷をかけている人達が
ぎっくり!がおおいです。
多裂筋が原因のぎっくり腰
・前かがみで痛みがでる腰痛、後ろに反る時の動きはじめに少しズキッとする
・腰の真ん中のキワが痛む腰痛
・歩き始め、立ち上がりはじめ、前かがみから起き始めの時に一瞬ズキっとする腰痛
・立っている時間が長くなると腰がだるくなる腰痛
多裂筋のとは
基本的に脊柱起立筋と同じ作用、背すじを伸ばしたり横に傾けたりする。そして背骨のキワについている筋肉で腹横筋と連動して体幹を支えている筋肉になります。体幹を支える筋肉なので特に、立ち仕事や洗い物など上半身を安定させながらの作業をする方は負担がおおいです。あとは、座りっぱなしで腰を反り続けている人もかなり負担がかかります。
ぎっくり腰と腰痛に関することをまとめてみましたが、基本は長時間の姿勢維持による負荷と体力仕事でもうまく筋肉の連動性ができていなくて、1点に負荷が集中してしまうことによりその1点の筋肉がオーバーワークで筋痙攣が起きぎっくり腰を患ってしまいます。
なので、体を長時間固定せず、運動不足にならないようにする。同じ動作でも1点の筋肉を使うだけでなく、体全体の筋肉をうまく連動させて負荷を分担させる動きをする。
そういう積み重ねが、柔軟な腰の維持につながります。