顔には様々な表情を作る筋肉が60種類以上も存在し、顔全体にくまなく張り巡らされています。
筋肉の老化や無表情によりおこるたるみはポンプ機能の低下により血液やリンパの 循環が悪くなり皮下組織・真皮・表皮の栄養の供給が滞る事で、真皮でのコラーゲンやエラスチンの生成や基底層の細胞の生成を妨げ、たるみを引き起こします。また衰えた筋肉は細く固く柔軟性がなくなり、 皮下組織や真皮の重みも支えられなくなり重力に従い垂れ下がり、たるみを引き起こします。
鍼による作用として、顔のたるみの改善において、表情筋や咀嚼筋の血流の改善による筋硬結の除去、それにともなう、リンパの流れの改善、鍼の刺鍼時の微小な傷により繊維芽細胞を活性化し、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成促進させます。さらに血流改善により、基底細胞の細胞分裂を促し、ターンオーバーの促進や正常化を目指します。