コロナの影響で、テレワークなど家でも座りっぱなし、姿勢不良!運動不足!
そのような生活を送っていると腰に負担がかかり、腰痛への症状が出てきている人が増えています。自宅にこもりっきりで、それだけでもストレスなのに、心と身体にストレスがのしかかります。
今回は腰痛について、特にぎっくり腰についてまとめてみました。
まずは、
◎大腰筋が原因のぎっくり腰
・腰の痛みがはっきりしない感じで真ん中や奥の方かな?といった腰痛
・腰の前屈より後屈の時に痛みが強く、ぎっくりした時に腰が曲がったまま動かせなくなるような腰痛
・脚のモモの奥の方に痺れを感じる腰痛
・仰向けで寝ると腰が痛む
大腰筋とはふとモモをしっかり上げる動作、短距離走の時によく使います。股関節を屈曲させたり姿勢維持で少し脊椎を伸展させたりしています。他にも座りっぱなしで姿勢を良くしようと無理やり反り腰で長時間作業している時やソファーで腰深く座っている時などに使われている筋肉です。
この、デスクワークなど椅子へ座りっぱなしの時間が長い仕事をされている方は、大腰筋に疲労が蓄積されてきて、大腰筋が硬くなります。さらに寝ている時は筋肉が固まりやすい状態です。その状態で寝起きなど、急に背伸びや、勢いよく起きたりして腰の筋肉を伸ばした時に
ぎっくり!と筋痙攣が起きてしまいます。
◎腰方形筋が原因のぎっくり腰
・座っている状態から動きはじめたときの腰痛
・腰の横が痛む腰痛
・立位の時痛む側にくの字に傾く
・腰方形筋と中殿筋は拮抗筋なので左の腰方形筋が硬いと右の股関節まわりにも硬さがでる。反対も同様に股関節まわりに負担がかかると反対側の腰方形筋が硬くなる
・呼吸補助筋なので、くしゃみや咳で痛みがおきる
腰方形筋とは側屈するとき、身体がくの字になる時に使われます。肋骨と骨盤を近づける動きになります。なので、中殿筋(股関節を外転させる作用。歩いている時、立位の片足立ちの時に倒れないようにバランスをとる時に使われる)が弱ったり、上手く作用しないと
倒れないようにと
中殿筋の代わりに代償運動が働き、負担がかかります。硬くなっている時に、さらにくしゃみや咳で瞬発的な筋収縮を与えてしまうと
ぎっくり!となってしまいます。
◎ついでに中殿筋と小殿筋が原因の腰痛
・股関節にも痛みがある
・関連痛により腰が痛い
・痛みがある側に身体が傾く
・荷物を移動させる作業など片足で踏ん張ってする作業の職業の人に多い腰痛
・椅子に座ったり、椅子から立つ時に腰が痛む
中殿筋、小殿筋とは骨盤の外側についている筋肉で、どちらの筋肉も脚を外側に開いたり閉じたりする時に使う筋肉です。
主に、これらの筋肉が硬くなり関連痛として腰に痛みや重さがでることが多いです。
②につづく